delphis

エンパワーメント・ラボ  デルフィス
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delphisはギリシャ語のdolphin(イルカ)です。

イルカが暮らす海は、生命の源であると同時に、心理的には私たち人間にとって“無意識”の象徴でもあります。
その海の中を自由に泳ぎ回る生き物たちは、無意識の中に生まれ出たエネルギーととらえることができます。

たとえば、あまり活発でない人が、睡眠中に海や川、その中を泳ぐ生き物の夢を見たとします。
その生き物たちがとてもエネルギッシュなイメージだった場合、
その人は現実においては行動に移していなくても、潜在的には様々な可能性やエネルギーを秘めていることを夢が教えてくれています。

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海に暮らす生き物たちの中でも特にイルカは、可愛らしい顔、優しいまなざし、ユーモアや賢さ、
人を癒す力をもつ存在ですね。

dolphinの語源は、ギリシャにあるDelphi(デルフィ/デルフォイ)であるともいわれています。
古代Delphiにはアポロンの神殿があり、世界の中心と考えられていました。
大昔からイルカは神々の近くにいて、魂と深いつながりをもっている存在でした。

精神科医フロイトは「エディプス・コンプレックス」で有名ですが、
エディプスというのは、ギリシャ神話に出てくる「オイディプス伝説」から引用されました。
“人の意識は(無意識に比べたら)氷山の一角にすぎない”と説いたフロイトは、神経症を解明するため、
“心”という氷山の姿を少しでも明らかにしようとして精神分析という技法を発案するにいたりました。

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哲学者ソクラテスは、Delphiの神託により自分が賢者だといわれたことを確かめ(そして否定し)
ようとして死刑になったといわれています。
神殿に刻まれた「汝自身を知れ」という言葉が、人の生き方の難しさや複雑さについて、問いかけて
くるようです。

それからまたDelphiという語には、“子宮”という意味もあります。

私たち人間は母親の子宮で育まれ、外の世界に生まれ出たあと、自力で歩けるまでに約1年間かかります。
1年間もの間、栄養、睡眠、保護、肌のぬくもりを与えられて過ごさなければならないほど、
人は生まれてすぐから、完全であることの真逆の状況に置かれてしまうのです。
個体としての様々な力、個性の可能性は、まるで土の中に眠り発芽を待つ種のように
その発露が促される時を待ちながら、多くの環境因にさらされて影響を受けていきます。

無意識という海の中に存在するエネルギー、可能性、
感情や肉体を持つがゆえに体験しなければならない心身の痛み、苦しみ
社会的・文化的に生きることを求められる人間であるからこその葛藤
そういった 人間の生の深奥、宇宙や神々、古代の叡智とつながっている
“Delphi”の存在に心ひかれます。

傷付いた者にはそっと近付いて共に泳ぎ、一人一人の中にある元気やワクワク感を引き出すお手伝いをし、
またそっと離れていくイルカが、私にとってはお手本であり、憧れなのです。

“delphis”には、そんないくつかの想いが、込められています。

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